耐震、断熱、低コスト、省エネ住宅のHPシステムを提供する岩手HP会です。
住宅を取得する際、様々な要素が考慮されますが、特に「断熱性能」は見逃せないポイントです。
断熱性能とは、住宅が外部の温度に対してどれだけ効果的に室内の温度を保つことができるかを示す指標です。特に寒冷地である岩手県では、この性能が住まいの快適さと光熱費に大きな影響を与えます。
断熱性能の基本
断熱性能は「断熱等級」という形で評価されます。
日本では、現在の最高等級は「断熱等級7」です。この等級は、外気温の影響を受けにくく、室内を快適な温度に保つ能力が非常に高いことを示しています。
これにより、冬場でも暖房設備をほとんど使わずに快適に過ごすことが可能です
2025年以降に新しく住宅を建てる場合には断熱等級4以上、2030年には等級5以上の義務化が決まっています。
【フラット35】などのローンを借りるにも断熱等級4以上であることや、エネルギー消費基準をクリアしなければいけないなどの決まりがあり、すでに断熱等級は4がスタンダードとなっています。
断熱性能がもたらすメリット
① 快適な生活環境:
高い断熱性能は、夏は涼しく冬は暖かい快適な室内環境を提供します。エアコンや暖房の効率が向上し、室内温度が安定するため、どの部屋にいても快適に過ごすことが可能です。
② 光熱費の削減:
断熱性能が高い住宅では、エネルギー消費が抑えられ、光熱費が削減されることが期待できます。多くの場合、年間のエネルギー消費量を20〜30%も減少させることができるため、長期的に見ても大きな経済的メリットがあります。
逆に断熱性能が低い家ではどんなに冷暖や暖房を使っても熱が逃げやすくなってしまい、快適性や省エネ性を得ることが難しくなります。
③ 健康面での配慮
温度差が少なくなることで、ヒートショックのリスクが減少します。特に高齢者や小さな子どもがいる家庭では、健康面でも安心できる住環境を実現します。
④ 補助金や優遇措置の利用
高断熱住宅には、国や地方自治体からの補助金や低金利住宅ローンの優遇が適用されることがあります。これにより、初期投資を抑えることができるため、選択肢として非常に魅力的です。
特に2024年以降に住宅ローン控除を受けるためには、断熱性能やエネルギー消費が基準を満たしていることが必須となります。
他にも、断熱等級やエネルギー消費によって受けられる補助金の種類も異なりますので、必ず契約前に確認を取ることをおススメします。
断熱性能を選ぶ際のポイント
住宅会社を選ぶ際には、断熱性能を必ず確認することが重要です。
建売の購入の場合でも、新築住宅の場合は建物の性能表示書に断熱等級が記載されています。
リフォームを検討している場合も、施工業者に断熱性能についての情報を求めましょう。特に岩手県のような寒冷地では、断熱性能が住まいの快適さを大きく左右します。
まとめ
断熱性能は、快適な住環境を実現するために欠かせない要素です。
特に寒冷地である岩手県に住む方々にとって、高い断熱性能を持つ住宅は、冬の寒さをしのぎつつ、光熱費を削減する助けとなります。
これから住宅を取得する方は、ぜひ断熱等級を意識して、自分にとって最適な住まいを選んでみてください。快適で経済的な住環境を手に入れることが、より良い生活への第一歩です。
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