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くらしの豆知識

室内での熱中症にご注意を!!

岩手HP会です。
梅雨がまだ明けていないのに蒸し暑い日も多くあります。
雨の日と晴れの日の寒暖差に体調等崩されておりませんでしょうか?
今回は注意喚起もかねて室内での熱中症についてお話いたします。

■昔よりも年々暑くなっている?気候変動について

昨今は世界的に平均気温が上がっていて、日本でも気温上昇が続いております。
日本では100年で1.35℃も平均気温が上昇しています。

A-PLAT 気候変動適応情報プラットフォームより
https://adaptation-platform.nies.go.jp/everyone/school/note/01.html

■気温上昇の要因、ヒートアイランド現象とは?

先ほどの内容だと日本では100年で1.35℃とお話しましたが、東京 (大手町)では、この 100 年間で気温が約3℃上昇います。これらの気温の上昇はヒートアイランド現象の影響が大きいといわれています。
森林、水田、水面などの植生域は、アスファルトやコンクリート等による人工的に被覆された場所と比べて保水力が高いことから、水分の蒸発による熱の消費が多く、地表面から大気へ与えられる熱が少なくなるため、主に日中の気温の上昇が抑えられます。
一方で人工的に被覆された場所は、植生域と比べて日射による熱の蓄積が多く、また、暖まりにくく冷えにくい性質があるため、日中に蓄積した熱を夜間になっても保持し、大気へ放出することになるため、夜間の気温の低下を妨げることになります。
それにより都市の気温が周囲よりも高くなるヒートアイランド現象が起こります。
国土交通省 気象庁ホームページより
https://www.data.jma.go.jp/cpdinfo/himr_faq/01/qa.html

■熱中症の発生場所について

東京消防庁の統計資料によると、令和4年の熱中症の発生場所は住宅等居住場所が全体の4割以上を占めています。
熱中症は屋外でなるもののイメージがありましたが、意外な結果ですね。
ヒートアイランド現象の影響により、アスファルトやコンクリートといった場所は熱を保ちやすく、屋内も屋外と比較し熱がこもりやすくなっていることが原因の一つとしてあげられるかと思います。

■屋内でも油断大敵、熱中症対策

特に、乳幼児や熱を高齢者は長時間の作業や水分補給ができない状況で室内での熱中症にかかる恐れがあります。

■熱中症にならないための対策4選

1.温度と湿度を気にする

東京消防庁の統計資料によると、救急要請時の気温で一番多いものが32℃台と33℃台。
気温が高くなくても湿度が高いと救急搬送されていることが分かりました。
室温や湿度は家や部屋ごとに異なるので、温度計・湿度計・熱中症計を使用して、いま自分のいる環境について気にかけるようにしましょう。
また、冷房機器や除湿器などを使用して、快適な環境を保つようにしましょう。
東京消防庁統計資料
https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/lfe/topics/season/toukei.html#top

2.室温を適切に保つ

扇風機やエアコンを使用して、室温を適度に下げましょう。
また、窓からの日射も部屋の温度に大きく影響します。部屋の窓の方角にも注意し、遮光遮熱機能のあるカーテンやシェード、すだれやよしずなども活用して、快適な室内環境を保ちましょう。

3.こまめな水分補給/適度な塩分補給/休憩

室内にいる時は、屋外にいる時に比べて、日ざしを浴びたり汗をかいたりすることが少ないため、のどのかわきを感じにくいことがあります。のどがかわいていなくても、こまめに水分をとりましょう。汗を大量にかいた時は、適度な塩分補給も重要です。

4. 生活リズムを整える

睡眠不足や体調不良、栄養不足も熱中症になる危険を高めます。
バランスのよい食事やしっかりとした睡眠をとり、丈夫な体をつくりましょう。体調管理をすることで、熱中症にかかりにくい体づくりをすることが大切です。

熱中症ゼロへ
https://www.netsuzero.jp/learning/le10

熱中症対策をしっかり行い、楽しい夏をお過ごしください。
岩手HP会では、岩手県内で省エネルギー性能・耐震性能の高い住宅を提供しています。
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