くらしの豆知識家づくりの豆知識

ペットとともに暮らす家づくり

耐震、断熱、低コスト、省エネ住宅のHPシステムを提供する岩手HP会です。

ペットを飼っている方や飼う予定のある方は、家族の一員であるペットも快適に暮らせる間取りを考えたいですよね。
今回は人もペットも快適に暮らせる家づくりを紹介していきたいと思います。

まずは環境づくり!快適で健康的な家づくりの設備や工夫

人もペットも快適に暮らすためには環境整備が欠かせません。ここでは、清潔な家を維持するための設備や工夫をご紹介します。

① 空調設備の整備

真夏の暑さや真冬の寒さは、ペットにとってもストレスです。犬や猫はひとよりも体温調節が苦手です。適切な温度と湿度を保つために、効果的な空調設備の整備が重要です。
またペットたちは人よりも低い位置にいることも多いので、冷たい土間や床暖房を採用することで気持ちよく過ごすことができます。

② 換気設備の整備

締め切った室内ではダニの増殖やハウスダストが発生したりします。人間にとってもペットにとっても健康悪化の原因となりえます。風通しの良いプランニングや換気設備の換気量を少し多めに設計することで、ニオイ対策にもつながります。

③ ペット用のトイレや足洗い場の設置

ペットもトイレの時はまわりの目が気になってしまいます。ペット用のトイレを設置するなら、人からの視線が届かず、リラックスして排泄できる場所を確保する工夫が必要です。
たとえば、半外空間のリビング土間をペットスペースとしたら、もし粗相をしてしまっても掃除がしやすいといったメリットもあります。

また、散歩の後には足が汚れてしまいます。家の中を汚さないためにも、玄関の近くに足洗い場があるといいですね。

犬の習性に合わせて用意したい3つのポイント

1. 身体をたくさん動かせる家づくり

犬は運動することが大好きです。敷地に余裕がある場合には庭にドッグランを作ったり、家でも自由に動き回れるように犬専用のプレイルームをつくることも増えています。
また、回遊動線にすることである程度、家の中を走り回ることができます。

2. 外を眺めることができる窓の設置

犬は外を眺めるのが好きなので、目線の高さに窓を設置するのもおすすめです。
出かけて帰ってきた飼い主の帰りを待ったり、外の様子がわかることで安心感を与えられます。

3. 狭くて落ち着ける専用のスペースづくり

犬は元気に走り回ったあとには疲れてしまうので、落ち着いて休憩できる場所も必要です。
体調がわるいときや何か不安があるときは自分の落ち着く場所に逃げ込みます。階段下などに落ち着ける愛犬だけのスペースがあると、リラックスできる場所として安心してくれやすいです。

猫の習性に合わせて用意したい3つのポイント

1. キャットウォークやペットドアの設置

猫は高いところが大好きで、キャットタワーがあれば運動不足やストレス解消につながります。造住宅であれば、梁や桁を活用してキャットウォークを設ける方法もあります。
猫用のペットドアがあれば、自由に家の中を歩きまわることができます。

2. 爪とぎ柱やペット用のクロスの採用

猫は自分の縄張りをアピールするため爪とぎをします。そのため、爪とぎ柱を用意すれば、ここで「爪とぎをしてもいいんだ」と認識して、ほかの場所で爪とぎすることを防ぐことができます。また、ひっかき傷にも強いペット用のクロスなども出ていますので、そういったものを採用してみるのもいいかもしれません。

3. 日光浴ができるスペース

猫は体温調節やノミ・ダニを駆除するために日向ぼっこをします。日光浴ができるスペースとして、出窓を設置したり、最近ではキャティオといった室内飼いの猫が安全に屋外で遊べる空間を設置するといったケースも見られます。

今は内装ドアやフローリングなどもペットたちに負担が少ない快適な商品も出ています。
例えばLIXILのエコカラットは調湿・消臭効果があったり、
床材に工夫することでペットのケガ予防だけでなく、ひっかきキズも防ぐことができます。

人とペットがともに快適に健康に暮らせる住宅づくりをしたい方は、岩手HP会の会員工務店へお気軽にご相談ください。

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